現実的な問題

僕にとって色面構成や造形を簡略化する方法を探す事は、とても現実的な問題だ。

これは、重病人が死を意識する事や、貧乏からくる金銭欲と何も変わらず

それが僕自身の興味であり、そこに快感を得ているからだと自覚している。

しかし幼馴染みとそういった話はしないだろう?と僕に問う人はいる。

本当にそうか?いや僕はそういった話をしているのだ。

勿論それだけが会話の全てを占めるわけではないが、しかし僕は人を選ばずそういった話をしているつもりである。

結婚した友人の話、今からどの店に行くか、別れ話から会社の愚痴まで全て、

抽象的なレベルでは全て僕の現実の一部であり、全てデザインに帰結する。

いや、帰結しているわけではないかもしれない。だが、繋がらない対話は何一つない。

えらくややこしくまとまりもない文章だが、そういう事なのだ。

僕は、僕の人生の一部としてデザインを置いているし、僕の言う”デザイン”が他人ときちんと共有出来ているのかは判断できない。

が、やはり誰かを喜ばせたり楽しませたり、手がけた物が誰かの人生に少しでもタッチできたらと、願わずにはいられない。

このブログは、その道のりの手助けになる可能性の一つになる事を祈る、形の一つである。